2017-02-02 |
香港/マーケット/証券 |
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★香港前引け:3日続落、トランプ米大統領の通商政策を懸念
2日の香港株式市場でハンセン指数は3営業日続落。前場終値は前日比0.63%安の23170.70ポイントだった。H株指数は0.64%安の9694.03ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で288億900万HKドル。
ハンセン指数は朝高後に下げに転じ、次第に下げ幅を拡大。下値支持線とされた10日移動平均(前引け時点で23115.57ポイント)に迫る水準で引けた。トランプ米大統領の為替政策や通商政策の不透明感を嫌気する売りが幅広いセクターで優勢となった。米利上げの先行きの判断材料となる1月の米雇用統計の発表を3日に控え、見送りムードも広がった。序盤は前日の欧米株高を受けた買いが入り、ハンセン指数が取引時間中として昨年10月26日以来ほぼ3カ月ぶり高値を付ける場面があったが、一巡後に失速した。
個別では、時価総額が大きいAIAグループ(
01299)、チャイナ・モバイル(
00941)が下げて相場の重荷となっている。前日高かった不動産株の恒隆地産(
00101)、華潤置地(
01109)は反落した。カジノ株の銀河娯楽(
00027)とサンズ・チャイナ(
01928)は続落。半面、乳飲料メーカーの中国蒙牛乳業(
02319)、米アップル関連銘柄の瑞声科技(
02018)が反発して逆行高を演じている。