小型カメラの受託製造会社、天彩控股(
03882)は1日大引け後、2016年12月本決算で純利益が前年に比べ72%減少する見通しを明らかにした。主因は最大顧客向け売り上げが大幅に減少したことに加え、新規事業のバーチャルリアリティー絡みの支出がかさんだこと。
会社側は2016年の売上高について46%減少する見込みと発表。理由について、最大顧客向けアクションカメラの売り上げが大幅に減少したためと説明。一方、堅調を維持したホームシアター事業と新規開拓のバーチャルリアリティー事業が増収となったと言及。ただ、最大顧客向け売り上げの落ち込みを穴埋めするには至らなかったとした。
2015年12月本決算は売上高が27億3600万HKドル、純利益が2億1400万HKドルだった。EPSは0.30HKドル。
天彩控股の1日終値は前営業日比1.61%安の1.83HKドル。