香港のフラッグキャリア、キャセイ・パシフィック(
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埋め立て地のごみを利用した燃料を使用する。バイオ燃料は米国で生産しており、同国から香港へ向かう便の多くを2019年までにバイオ燃料と従来の燃料を半分ずつ使用した燃料で運航する計画。
航空燃料を環境にやさしい燃料へ産業規模で転換するのは世界でも例を見ない試みで、同社のバイオ燃料部門の責任者ジェフ・オーブンズ氏は、「航空燃料のバイオ燃料への転換において、業界を先導していく」としている。
キャセイ・パシフィックの27日終値は、前日比1.15%高の10.54HKドル。