ウィン・マカオ(
01128)が27日朝方発表した2016年10−12月期決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比26.6%減の4700万米ドルだった。新カジノ「ウィン・パレス」の開業効果で売上高は同65.1%増の9億1700万米ドルに伸びた(前年同期は5億5600万米ドルの黒字)が、人件費や減価償却費の増加で営業支出が74.7%増加した上、利息などの資金調達コストが119.7%膨らんだことが響いた。
一方、ウィン・マカオの筆頭株主の米ウィン・リゾーツが開示した情報(米国会計基準)によると、ウィン・マカオの2016年10−12月の調整済みEBITDA(利払い・税引き・減価償却前利益)は41.4%増の2億2600万米ドルだった。VIP客のローリングチップ利用額は「ウィン・マカオ」で17.2%減の107億9700万米ドル。「ウィン・パレス」では103億3000万米ドルに達した。
ウィン・マカオの株価は日本時間午後0時24分現在、前日比2.88%高の14.30HKドルで推移している。