2017-01-27 |
香港/マーケット/証券 |
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【相場見通し】高寄りスタートも連休入り前の換金売りなどが重しに
27日の香港市場は米株続伸を受け高寄りスタートか。26日の米株式市場はダウ平均が3日続伸し、連日で2万米ドルの大台を超えた。トランプ米政権の経済政策への期待が根強いほか、発表が本格化している米企業決算が総じて良好なことを好感した買いが優勢だった。ただ、香港市場はきょう午後から春節(旧正月)連休入り。半日立ち会いとなるなか、換金売りニーズが強まると予想されるほか、米ドル高けん制や保護主義的な貿易政策を打ち出した米新政権の連休中の動きに対する警戒感なども相場の重しになりそうだ。なお、ハンセン指数は前日までの4日続伸で3カ月ぶり高値水準にある。
一方、26日の香港株の米国預託証券(ADR)は高安まちまち。時価総額の大きいHSBC(
00005)、AIAグループ(
01299)、中国石油メジャーのペトロチャイナ(
00857)、シノペック(
00386)がそろって香港終値を上回って引けた。半面、本土系金融大手の中国工商銀行(
01398)、中国人寿保険(
02628)や、香港系不動産大手の恒基兆業地産(
00012)、新鴻基地産(
00016)が香港終値を下回った。