2017-01-26 |
香港/企業動向/食品・飲料 |
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青島ビール、アサヒグループが出資引き揚げ検討との報道に説明公告
青島ビール(
00168/
600600)は26日前引け後、2位株主であるアサヒグループホールディングスが持ち株を手放す可能性があり、モルガン・スタンレーを顧問にしたとの報道について、説明公告を発表した。アサヒグループホールディングスに確認したところ、同社の小路明善社長は先週、日本でメディアの取材に応じ、青島ビールへの投資について見解を示したが、出資持ち分を譲渡する可能性にはコメントしていないことが分かったとした。
19日付『ウォール・ストリート・ジャーナル』電子版によると、同紙のインタビューを受けた小路社長は、青島ビールへの出資を含む中国での投資を見直しており、現在の関係には満足していないと述べた。青島ビール株の売却が選択肢になるかについては、小路社長は明言を避けた。ただ、事情に詳しい筋は売却があり得るとみている。
アサヒグループホールディングスは現在、青島ビールのH株2億7000万株(発行済み株式の19.99%)を保有している。青島ビールは引き続き事態を注視し、アサヒグループホールディングスと積極的に情報交換していくと強調した。