週明け23日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前営業日比0.44%高の3136.77ポイントだった。上海、深セン両市場の売買代金は概算で3317億7000万元。
上海総合指数は小安くスタート後に上げ幅を広げ、前場に一時3140ポイントを上回った。金融当局が前週末に市場への資金供給方針を明らかにしたほか、経済建設と国防建設の融合発展を推進する中央軍民融合発展委員会の設置発表などが支援材料となった。ただ、高値圏では米ドル先高感を背景とした新興国からの資金流出に対する高値警戒感が強まり、上げ幅を縮めた。後場は3130−3135付近の狭いレンジでの値動きに終始した。
A株市場では、中央軍民融合発展委員会の設置が材料視され、中国船舶重工(
601989)、中国船舶工業(
600150)など造船株が買い集め相場をけん引。このほか、足元の金属相場の上昇を好感し、江西銅業(
600362)が6%近く上昇するなど非鉄金属株も高い。午前に売られていたシノペック(
600028)も買い戻された。一方、金融大手の中国平安保険(
601318)、中国銀行(
601988)、海通証券(
600837)や自動車大手の広州汽車集団(
601238)、上海汽車集団(
600104)が売られ、相場の足かせになった。
上海B株指数は0.70%高の337.1ポイント、深センB株指数は0.54%高の1107.13ポイントとそろって続伸した。