2017-01-19 |
中国/政策/石油・石炭 |
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中国当局、石油・天然ガス産業5カ年計画を公表
中国の国家発展改革委員会は19日、石油産業と天然ガス産業の第13次5カ年計画(2016−20年)を公表した。石油5カ年計画では、新たに確認する確定埋蔵量を毎年平均10億トン前後に設定。2020年の国内石油生産量が2億トンを超え、多様な石油供給保障体系を確立して2020年には国内で5.億9000万トンの石油消費水準に対応する。計画期間中に建設する原油パイプラインは約5000キロメートルで、輸送能力が年間に1.2億トン拡大。石油製品パイプラインは1万2000キロメートルで、輸送能力が年間に9000トン増える。建設する原油パイプラインの総延長は2020年までに3万2000キロメートルに達し、年間輸送能力は6億5000万トンに上る。石油製品パイプラインは3万3000キロメートル、年間輸送能力は3億トンとする。
天然ガスの5カ年計画も埋蔵量目標を設定した。従来型天然ガスでは、計画期間中に加わる埋蔵量を3兆立方メートルに設定。2020年までに累計埋蔵量16兆立方メートルを目指す。シェールガスは、期間中に加わる埋蔵量を1兆立方メートルに設定。2020年までに累計埋蔵量1兆5000億立方メートルを目指す。コールベッドメタン(CBM)は、期間中に加わる埋蔵量を4200億立方メートルに設定。2020年までに累計埋蔵量1兆立方メートル以上を目指す。供給面では、2020年の国内天然ガス総合供給能力を3600億立方メートル以上とする。