18日の香港市場で、ハンセン指数は続伸スタートした後、上げ幅を広げる展開。トランプ次期米大統領がメディア取材で米ドル高に警戒感を示したことを受け、主要通貨に対し米ドルが売られ、米国への資金還流懸念の後退と新興国市場への資金流入期待が香港市場の地合い改善につながっている。指数は日本時間午前10時44分現在、前日比0.65%高の22988.94ポイントで推移。個別では、中国建設銀行(
00939)、HSBC(
00005)、東亜銀行(
00023)など銀行株がそろって高い。港湾の招商局港口(
00144)や長江系銘柄の長江インフラ(
01038)、長江実業地産(
01113)の上昇が目立った。半面、本土不動産大手の華潤置地(
01109)、アジア生保のAIAグループ(
01299)、乳製品メーカーの中国蒙牛乳業(
02319)が軟調。