中国大唐集団傘下の発電事業者、大唐国際発電(
00991)は13日大引け後、2016年12月本決算の純損益が25億−28億元の赤字となったようだと発表した。前年の純損益は27億8800万元の黒字、EPSは0.21元だった。
赤字転落の主因は石炭化学事業と関連プロジェクトの売却(2016年8月31日に完了)により純損益が55億1800万元押し下げられたこと。また、中国政府が2016年初頭に実施した石炭火力発電の卸売価格引き下げに伴い、同社の発電構成の下で平均電力卸売価格が前年同期比で低下し、発電部門の利益が減少。2016年下期の石炭価格の上昇も石炭火力発電の業績悪化につながった。
大唐国際発電の13日終値は前日比変わらずの2.03HKドル。