2017-01-13 |
中国/マーケット/証券 |
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★本土前引け:4日ぶり小反発、薄商いで方向性欠いた値動き
13日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅ながら4日ぶりに反発。前場終値は前日比0.12%高の3122.93ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2018億5200万元。
上海総合指数は前日終値を挟んで一進一退の方向感を欠いた値動き。月末の春節入りを控えて積極的な買いを見送る気分が強く、売買代金は低調だった。寄り付き前に発表された人民元相場の中間レートは前日比で0.337%の元高/ドル安水準となり、1週間ぶりに6.8元台を回復。資金の海外流出への警戒感が和らいだ。前場終盤に発表された12月の中国貿易統計は元建ての輸出と輸入がともに市場予想より強い内容だったことで、上海総合指数が上げ幅を拡大する場面があった。ただ、米トランプ政権が発足する米国との貿易摩擦懸念がくすぶり、上値は重かった。国有企業改革を材料に買われていた銘柄も利食い売りに押され、相場の重荷だった。セクター別では保険や石油が買われた半面、建設、造船が売られた。
上海B株指数は0.13%安の341.48ポイントと4日続落。深センB株指数は0.41%安の1118.09ポイントと3日続落した。