13日の香港株式市場でハンセン指数は反発スタート。トランプ次期米大統領が記者会見で経済政策に触れていなかったことへの失望感から為替市場で米ドル売りが強まり、人民元相場がドル安/元高に振れたことが香港市場の地合い改善につながった。前日に発表された中国本土の2016年12月人民元建て貸付残高増加額が予想を大幅に上回ったことも好感されている。日本時間午前10時45分現在、前日比0.42%高の22924.15ポイントで推移。個別では、原油相場の上昇を受けて石油メジャーのCNOOC(
00883)、シノペック(
00386)、ペトロチャイナ(
00857)が買われ、指数を押し上げた。IT大手のテンセント(
00700)が反発。主要株主による株式譲渡を発表し、本日から取引を再開した不動産大手の万科企業(
02202)も高い。半面、長江実業地産(
01113)など香港地場銘柄や、中国建設銀行(
00939)など本土金融株の一角が軟調。