中国政府系の不動産デベロッパー、中国海外発展（00688）は11日大引け後、2016年12月の不動産販売額（成約ベース）が前年同月比74.1％減の38億9600万HKドル、販売面積は同74.0％減の27万6200平方メートルだったと発表した。うち、傘下の中国海外宏洋（00081）の不動産販売額は22億2400万HKドル、販売面積は19万400平方メートルだった。

　2016年通期では、不動産販売額が前年比16.6％増の2106億4800万HKドル、販売面積が同3.5％増の1304万4000平方メートルだった。このほか12月末時点の予約ベースの販売額は103億1800万HKドルに上る。

　なお、12月は無錫市やアモイ市、南京市などで計9カ所の開発用地（延べ床面積計246万2700平方メートル）を取得した。取得額は174億4000万元。中国海外宏洋は江蘇省徐州市や南通市などで計4カ所の開発用地（延べ床面積計64万3300平方メートル）を取得した。取得額は33億8600万元。

　中国海外発展の11日終値は前日比1.82％高の22.40HKドル。