11日の香港市場は米株下落の流れを引き継ぎ売り先行で始まるか。10日の米株式市場はダウ平均が続落。原油安が嫌気され資源関連株が売られて相場の下げを主導した。香港市場はハンセン指数が前日までの4連騰で約1カ月ぶりの高値水準にあり、目先の利益を確定する売りが出やすい環境。加えてトランプ次期米大統領の記者会見を控えた様子見ムードなどが相場の重しになる可能性がある。
一方、前日の米市場でハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数が4日連続で過去最高値を更新してたことを受け、香港市場でも関連株に買いが入り、底堅い展開になると予想する。
10日の香港株の米国預託証券(ADR)は中国IT大手のテンセント(
00700)、中国の通信キャリア大手のチャイナ・モバイル(
00941)、パソコン世界最大手のレノボグループ(
00992)などハイテク関連銘柄が香港終値を上回って引けた。