2017-01-05 |
香港/業界動向/通信 |
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新5カ年計画で通信キャリアの設備投資増大か=ジェフリーズ
中国政府は第13次5カ年計画(2016−20年)で2020年までに世界を主導するデジタル大国を目指す方針を掲げ、通信キャリア大手3社のインフラ整備に対する設備投資を今後数年にかけて加速する計画だ。これについて、ジェフリーズのアナリスト、エジソン・リー氏は「チャイナ・モバイル(
00941)やチャイナ・ユニコム(
00762)、チャイナ・テレコム(
00728)が第5世代(5G)通信網を迅速かつ大規模に整備する必要に迫られる」として、巨額の設備投資が求められるとみている。『サウスチャイナ・モーニングポスト』が4日伝えた。
リー氏は新5カ年計画では、「一帯一路」構想を念頭に2つの重要なポイントがあると指摘。1つ目は、近隣の国々との通商ルートを持つ広西チワン族自治区と寧夏回族自治区に共同で光ファイバー通信網を建設するほか、データセンターや技術提携を促進するためのプラットフォームなどの整備、オンライン販売網を拡大する計画、2つ目として、中国が開発したGPSシステム「北斗衛星導航系統」の下で2020年までに衛星35基を打ち上げて世界各国に位置情報サービスを提供する計画を挙げた。