香港政府が啓徳空港跡地を対象とした今年最後の入札を実施し、香港と中国本土の不動産会社から16件の応札があった。『サウスチャイナ・モーニングポスト』が23日伝えた。
同紙によると、同空港跡地の1K Site 2は57億4000万HKドルから63億2000万HKドルで落札される見込み。同地の地価は1平方フィート当たり1万HKドルから1万1000HKドルで、延べ床面積は57万4300平方フィート。海航集団有限公司が落札した1K Site 3と1K Site 1上に建てられる建物に視界を遮られてしまうことなどから、両地と比較すると低い金額で落札される可能性が指摘されている。
海航集団は19日に1K Site 3と同地に隣接するIL Site 3を142億5000万HKドルで取得した。両地の延べ床面積は105万平方フィート。1平方フィート当たりの平均地価は1万3500HKドル。
啓徳空港跡地は香港中心部に位置していることから、依然として不動産業者に人気があるようだ。今回の入札では、新世界発展(
00017)、長江実業地産(
01113)、世茂房地産(
00813)、新鴻基地産(
00016)、ウィーロック(
00020)、万科置業海外(
01036)などが応札している。