2016-12-21 |
中国/政策/自動車・二輪 |
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中国当局、新エネ車補助金の支給基準を厳格化
中国の工業情報化部は21日、新エネルギー車補助金の支給基準を厳しくすると発表した。調査の結果、メーカーが過度に補助金に依存し、補助金を受け取っている新エネ車の性能が低いなどの問題が見つかったことに対応する。
補助金制度の変更は次の3項目。◇バスや専用車に対する補助金支給方法を改め、技術基準を引き上げる。中央と地方で補助額の上限を設定し、地方の補助金が高くなる現象を防ぐ◇2016年度から、新エネ車の取得税補助資金を事前払い込みから事後清算に切り替える。各地方の資金申請報告の審査と実施状況の検査を強化する◇推奨リストに掲載する車型に対する要求仕様を引き上げ、ダイナミックに調整する仕組みを作る。
新エネ車生産事業への参入基準も引き上げる。工業情報化部はすでに「新エネルギー自動車生産企業および製品参入管理規定」を策定しており、まもなく正式に公表する。新規定はメーカーの設計開発能力、製造能力、アフターサービス能力、製品技術、品質保証能力などの要求基準を従来に比べ厳しくした。また、安全監督基準も強化した。