空売り専門の投資会社、米マディ・ウォーターズ・キャピタルが中国輝山乳業(
06863)の業績や経営内容などに疑義があるとするリポートを16日公表したことについて、同社は同日大引け後、同リポートは明らかな事実誤認を含んでおり、悪意を持った根拠のない批判だと反論した。
マディ・ウォーターズはリポートで、中国輝山乳業は飼料のアルファルファを自給しているとの虚構を根拠として「少なくとも2014年以降、利益を粉飾している」と主張した。中国輝山乳業の反論によると、2014年3月期から2016年3月期まで3年度のアルファルファ生産量はそれじれ14万トン、13万4000トン、8万5000トンで、ほかにエンバク7万9000トンも生産した。過去3年の外部からのアルファルファ調達量は年間1万トンに過ぎないという。
中国輝山乳業は16日現地時間午前11時12分に株式取引を停止していたが、19日現地時間午前9時に取引を再開する。