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指数には何があるの?−香港市場の指数
■ハンセン指数(Hang Seng Index)
香港市場を代表する株価指数。1964年にハンセン銀行(00011)が開発、1969年よりHSIサービシズ社(現ハンセン・インデックシズ社)が公表。1964年7月31日時点の構成銘柄の時価総額合計を100とする。同様に算出された業種別指数(ハンセン金融指数、ハンセン公益指数、ハンセン不動産指数、ハンセン商工業指数など)もある。指数構成銘柄の選定基準は「香港企業であること」とされていたため、構成銘柄はレッドチップを含む香港企業に限定されていた。しかし2006年6月、香港市場におけるH株の影響力拡大を受けて選定基準の見直しが行われた結果、H株銘柄にも採用への道が開かれ、その年の9月にはH株銘柄から中国建設銀行(00939)が初めて構成銘柄入りを果たした。その後、加重議決権銘柄やセカンダリー上場銘柄も対象に加わり、2021年3月には構成銘柄数を最終的に100銘柄まで増やす方針が決定。2023年11月現在、構成銘柄80銘柄中14銘柄をH株が占めている。

■中国企業指数(Hang Seng China Enterprises Index:旧H株指数)
香港市場に上場する中国企業の中から選ばれた銘柄で構成される指数。もともと香港H株の中から選ばれていたが、2018年の銘柄入れ替えでレッドチップ銘柄、民営企業銘柄(Pチップ)からテンセント(00700)、チャイナ・モバイル(00941)など10銘柄が新規に採用され、H株に限らず香港市場に上場する中国企業全体の値動きを示す指数へと位置付けが変更された。2000年1月3日を基準値(2000)として算出。2023年11月現在、50銘柄で構成されている。

■レッドチップ 指数(Hang Seng China-Affiliated Corporations Index)
香港レッドチップの中から選ばれた銘柄で構成される指数。2000年1月3日を基準値(2000)としている。2023年11月現在、25銘柄で構成されている。

■香港ハンセンテック指数(Hang Seng TECH Index)
香港上場の主力ハイテク銘柄で構成される指数。 「香港版ナスダック指数」を目指し、2020年7月27日から算出・公表を開始。2014年12月31日を基準日(3000)としている。2023年11月現在、30銘柄で構成されている。

■香港GEM指数(S&P/HKEx GEM)
香港証券取引所と米格付機関スタンダード&プアーズ(S&P)が共同開発した指数。GEM銘柄の主力株で構成され、2003年3月に指数として公開された。毎年3月、6月、9月、12月の第3金曜日に銘柄入れ替えを実施。2023年10月現在、47銘柄で構成されている。
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